■ムチウチとは?

■むち打ち症の分類

「むち打ち症」とは、その起こり方をさすものですが、その病態から一般的には次のように分けられています。


1、「頚椎捻挫型」

むち打ち症の中で最も多く、70%を占めるといわれています。
足首などを捻挫した時に内出血が見られますが、それと同じ様なことが首の周りに起こっていると見なされるものです。
頚椎の骨の周囲にある靭帯や骨と骨の間にある関節包などが損傷されたものです。

2、「神経根症状型」

脊髄の運動神経と知覚神経が集まっているところを「神経根」と呼びます。
この神経根の周りに腫れが起こったり、引抜きのような損傷が起こると、それぞれの神経がコントロールしている部位に症状があらわれます。
神経学的検査などにより、他覚的所見が認められます。

3、「バレー・リュー型症候群型」

後頚部交感神経の刺激症状として、目の症状や内耳の症状、心臓の症状、咽喉頭部の症状などを呈するが、耳鼻科、眼科、内科などの他覚的所見は乏しいため、自覚的愁訴が主となります。

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